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なぜ今森林鉄道か? 市民と森林を森林鉄道で結ぼう! [③森林鉄道]

なぜ今森林鉄道か?
1 鉄道はエネルギー消費が少ない!
 鉄道は鉄の上を走りエネルギー消費量が少ない。例えばトンキロ当たりのエネルギー消費効率は鉄道を100とした場合、営業用トラックでは603と言われている。
(JR貨物HPより)

2 山から木をおろすのに化石エネルギーはいらない!
日本では、森林(生産地)が山地にあり、町(消費地)が川下となるので、搬出時にはほとんどエネルギーを消費しない。運搬台車の運び上げ、作業員の輸送が機関車の主な仕事。薪を燃料とするSLを使えば化石エネルギー使用ゼロ。(戦前の多くの森林鉄道がそうだった)

3 地球に与えるダメージが少ない!
 幅員が狭く(2m程度)、大型トラックの通行する林道のおよそ半分。土木工事の量が少なくなる。

4 「鉄道」であり、もちろん旅客も輸送できる
 木材を搬出しないときは、森林散策や観光などの人員輸送ができる。森と人の距離を近づけることができる。

 森林散策に向かう人員輸送用モノレール ~府民の森ひよし「新緑祭2006」にて(京都府南丹市)~

5 鉄道として使わなくなってからでも使える
 鉄道規格の縦断勾配であれば、線路撤去後でも舗装すれば車椅子の通行が可能であり、廃線敷きや休止路線でも森林療法のコースなどとして利用できる。

6 森林鉄道を活かした市民参加のバイオマス循環林をつくろう
 現役の森林鉄道は、京都大学の芦生森林軌道と屋久島の2路線しか残っていないと言われています。もう森林鉄道の役割は終わってしまったのでしょうか?

極端に放置された里山を再び活かす方法があります。
① まず、放置された大木を少しづつ伐採し、運びおろしてチップにします。
② そのチップを乾かし、粉にして固めてペレットにします。
③ ペレットにすればペレットストーブとして町の中の家でも使えます。
④ そうすれば、市民が里山整備の活動に参加したごほうびにペレットをもらうことができ、ペレットストーブも普及します。ペレットをgetする楽しみも増えて、森林づくりに参加する市民はますます増えるでしょう。 
⑤ 伐採した後には植林を行います。これも市民参加で行います。
⑥ ①~⑤の輸送を森林鉄道が一手に引き受けます。ひとつの山をいくつかのエリアに分けて数年づつずらして繰り返し、その間を森林鉄道でつなげば、永久に森林資源を生産し続けられるバイオマスの森が完成します。
これ、やりませんか? 


      ↑数少ない現役路線 京都大学芦生森林軌道 研究用にしか使われていない
       「もったいな~い」


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